・①「品質重視派」のエンゲージリング（婚約指輪）

―　小さくても高品質なエンゲージリング(婚約指輪)　―

品質重視派のエンゲージリング(婚約指輪)では、全てのグレードで最上位の品質を選ぶ方が多いようです。おすすめの品質等級は、「Dカラー・VVSクラス・3EX&HCカット」です。
実際に海外のラグジュアリーブランドは、VVSクラス以上のエンゲージリング（婚約指輪）のみを扱っているブランドが多いです。また、品質重視により一層の希少性もプラスしたい方には、「FLもしくはIFクラス」がおすすめです。FLとIFは産出量がとても少なく、大変希少で資産性も兼ね備えたエンゲージリング(婚約指輪)となります。

　・②「大きさ重視派」のエンゲージリング

―　英語圏諸国の方に人気なラージストーンのエンゲージリング(婚約指輪)　―

海外事情に詳しい方はご存知の通り、海外ではエンゲージリング(婚約指輪)のダイヤモンドに先ず第一に大きさが優先される傾向があります。4Cグレードの内、見た目で一番分かるのは大きさです。そのため、海外の市場では大きいものが人気で、0,5ct～1ctのダイヤモンドを購入する方が大半です。おすすめの品質等級は、「Hカラー・SI2クラス・EXカット」です。先ず、輝きに影響するカットは、アイデアルカットと称される理想のEXカットにします。透明度のクラリティは、肉眼で発見可能と例えられるIクラスは外し、SI2以上にします。もし予算が合えばSI1にします。そしてカラーですが、下の表を拡大してご覧ください。国連の諮問機関として宝飾品の国際的なルールを作るCIBJO（国際貴金属宝飾品連盟）はHカラーまでを「白(White)」と定めています。やはり黄色味を帯びた石は避けたいと思いますので、Hカラー以上をおすすめいたします。

　・③「バランス派」のエンゲージリング

―　バランスのとれた品質で予算に合うエンゲージリング（婚約指輪）を　―

良質なダイヤモンドをなるべく安くエンゲージリング（婚約指輪）を購入したい、という方におすすめの品質等級は、「Fカラー・VS2クラス・３EX&HCカット」です。先ず、ダイヤモンドの魅力である輝きに影響するカットグレードは、最上位の品質である３EX&HCカットにします。次に透明度のクラリティは、１０倍で発見困難と称されるVS2クラスにします。もし予算が合わなければ、SI1クラスで良いという考えもあります。肉眼でさほど美しさに影響しないグレードは抑え目にするのがポイントです。そして、色はFカラーにします。なぜなら、権威あるGIAの基準でもColoress（無色）と記述され、国際連盟のCIBJOでもRare White+（希少な無色）と記述されているため、最上位のDカラーでなくても十分だと考える方も多いです。品質に優先順位を付けて、良いバランスのダイヤモンドをおすすめいたします。